2016年3月31日木曜日

素敵なメッセージ




いよいよ明日から4月ですが

妹が「ぜひ見てみて!」と教えてくれた

法政大学の総長であられる田中優子さんによる、今の時代を捉えた

今年度の卒業生への告辞がとても素敵なのでぜひ皆様も御覧になられてみて下さい









一部抜粋をしてご紹介させて頂くと


「皆さんは働く現場に出て行きます。働く主体としても、あるいは責任者の側になった時も、自分の損得だけでなく、自らの行動や考えがどのような社会を生み出すことになるのか、人々にどのような影響を与えることになるのか、考える習慣をぜひ身につけて下さい。


また、皆さんは日々、何かを選んで生きています。若い皆さんには、価格が安いことは何にも増して魅力があることでしょう。しかし値段が安いものには、その背後に理由があることを、大学で学んだ学生も多いはずです。ものやシステムを、価格ではなく質で見る眼を養って下さい。


労働に対するフェアでない支払い、労働基準を守らずに長時間働かせること、偽装、そして質を落とした大量生産などによって安くする方法があります。私たちはそういうものに囲まれています。私たちひとりひとりが良いものを選ぶ力を身につけることによって、質の悪いものは売れなくなり、社会は少しずつ良くなります。安全で美しい衣類、食事、住まい、移動手段を私たちは選ぶことができます。良い社会についての価値観を共有している政治家を、私たちは選挙で選ぶことができます。多くのことを気付かせてくれる優れた
本を、私たちは選ぶことができます。私たちは「選ぶ」ことによって、それだけで社会を
良い方向に向けることができるのです。」


全文はこちら→http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/socho/message/160324.html
 


良い方向へ向かって行ってくれるのであれば、どちらが政権をとってくれても構わないのに

何故かいつまでもそこだけに執着して足の引っぱり合いをしながら無駄な時間と税金を使っていたり

何故か右か左とかにきっちりと区分けをしたがって、自分と違う意見は聞こうとすらしなかったり・・

そういう本当にどうでもいいところに執着するのは、気のせいかもしれませんが

男性の方が多いのではないかと思いますし

ドイツを見ていてもそう思うのですが、女性の方が懐の深さを感じる決断が出来る様に感じます

そういった意味でこういう混沌とした時代は特に、

経済ばかりではなく弱者や福祉や教育といったことに重きを置いて考えられる女性がもっと上に立ち

“女のくせに”的なちっちゃいことを言わない、グローバルな視野を持つ男性がバックアップする形のほうが

様々な状況の人が生きやすい社会になるんじゃないかと思ったりします

にしても・・・こんな素敵なお考えの総長のいらっしゃる大学で学べた学生は幸せですね

でもまぁ、ちゃんと“聞こう”とする姿勢がないと何も入ってはこないので受け止める為の度量は必要ですが。

そしてこんな風な視点で社会を見れる方にトップに立って欲しいなぁ