シネウィンドさんがくださったポスターを
随分前からKIKIのウィンドーにも貼らせて頂いておりますので
ご来店下さったお客様は既に御存知かと思いますが
東京での上映があった昨年の秋から新潟市美術館での1日だけの上映された頃と
こちらでも何度も御紹介させて頂いたことのある
9月24日(土)〜9月30日(金)の一週間、
14:30〜16:15 / 20:05〜21:50
シネ・ウィンドさんにて一日2回上映されます
この作品に関しましては東京で私が観た昨年から何度も御紹介させて頂いておりますが
安価なものを求めること、お得を求めること
今はそれが当たり前の様になっていて、実際にまぁ何でも高いより安い方が良いのかもしれませんが
そのしわ寄せが必ずどこかにあるって考えたことありますか?
この作品は洋服の生産背景だけでなく、原料となる安価なcottonが大量に農薬散布をしながら栽培されていて
その際に生じている人体への影響にもふれていたりもして色々な角度から“その値段の背景”を考えさせられます
先日見ること出来た「アリスのおいしい革命」という番組で
アメリカのオーガニック料理の第一人者であられるアリス・ウォーターズさんが
有機農法により作られた野菜を売るマーケットでお買い物をしながら
「ここで売っているものは他よりも少し高いけれど大地を守る寄付だと思って買っています」
といったことをおっしゃっていたのがとても印象に残っていますが
どんなものかを知ろうとすることも無く「いいからとにかく安くして!」と言われるよりも
「いつも良いものを作ってくれてありがとう」と言われたら嬉しいんじゃないかと思いますし
そんなに喜んでもらえるんだったら、もっと良い物を作れる様に頑張ろうって思う様になると思いませんか?
そんな風に、そういった消費活動は人を育てることにも繋がると思いますし
「安かろう悪かろうではありません!」と国民に媚びるトップの発言があったり
安いものに品質の高さも当然の様に求めるおかしな人も増えている気がしますが
普通に考えてそんなことはあり得なくて、そういった自分さえ良ければという気持ちが蔓延することにより
世の中が殺伐としてきていて、その結果が景気の悪さにもつながっている様にも思います。
安価ばかりを求めているとどこかにしわ寄せがいってしまうばかりではなく
良いものを作ろうとする人がいなくなってしまうということにも繋がるということ。
残念ながらもそうなって来てしまっている今だからこそのこの作品だとも思いますし
シネウィンドさんも「これは絶対に上映したいと思っていた」っておっしゃっていましたので
この機会にぜひお友達などを誘って御覧下さい
その足でKIKIへ来て頂ければちょっとお得もございますよ ♪