2017年4月2日日曜日

妹から皆様へ。






このたび、3月末をもちましてKIKIを離れることとなりました

昨日いらして下さったお客様から「福島へ戻るんですか?」と聞かれましたが

新潟での生活を続けることに変わりはありません。

KIKIでのお手伝いを始めてから2年半ほどになりますが、

この間、姉の傍らで皆様と楽しい時間を過ごせましたことを改めて心から感謝しております。

どうもありがとうございました


KIKIのお客様達は本当に素敵な方ばかり、可愛いお子様ばかりで、関わらせて頂くのは快い時間でした

お仕事をされながら、子育てをされながら・・・自分自身を大切にお洒落を楽しむ皆様の存在に

よい刺激をたくさんいただきました。

お店とは関係ない話ですが、この3月で福島からの避難生活も7年目に突入しました

当時小学校入学直前だった息子は4月から中学生になります。

私自身、あの頃、仕事に復帰しようと保育園&学童への手続きも済ませていたところへ大震災、

そして原発事故が起こりました。


あれから6年、大好きな福島を離れる決意をしたものの、喪失感と放射能による健康被害への不安、

先行き不安な気持ちを抱えつつ、子供達の何気ない日常を守り、守られながら過ごしてきました。

そんな折、KIKIで姉を手伝う様になり、皆様と過ごす時間の中で少しずつ萎縮していた気持ちがほどけ

整い、前を向く様になってきた気がします。

自分自身のこの先を、少しずつ考える余裕が出てきました。

私自身が停滞している間に、子どもたちは確実に成長しました。もう6年、でもまだまだ6年です

家族の体内に入り込んでしまったかもしれない放射能への不安は消えません。

放射能の半減期、福島原発の廃炉への道にはほど遠いのに、住宅支援の打ち切りという

厳しい現実を突きつけられる中、4月からはまた一から、新しいスタートをきることにしました


これからも、時折お店に出没することもあるかと思いますが

その折はまたよろしくお願い致します

今後ともKIKIをどうぞよろしくお願い致します

素敵な皆さまとのご縁に感謝しつつ、お礼まで。

長文で失礼しました





〜以上、妹から皆様へのご挨拶です

昨日も店頭にて妹へのお言葉をいただいたり、様子を気にかけて頂いたりもしました

皆様、本当にありがとうございました