雑誌掲載もあった素敵な新作が入荷してきたりもしたのですが
今日は遅い時間のご来店があったりもしましたので
そちらは明日(いや、もう明けて今日ですが💧)写真を撮って御紹介させて頂こうと思いますが
気になる方はぜひ先に店頭へ見にいらして下さいね
そして今晩は本日までcine WINDさんにて公開されている作品の御紹介を🎥
東日本大震災が起きた3月11日からの5日間を、原発事故の真相を追う新聞記者を中心に
当時の菅内閣の政治家を全て実名で登場させ政権や官邸内部、
東京や福島で暮らす市井の人の当時の状況をリアルに描いた作品で
記者役をKIKIでも人気があり私も好きな役者さんである北村有起哉さんが真摯に演じてらっしゃるのですが
(ご自身のブログでも“この映画に参加出来て改めてよかったと思う”と書いてらっしゃいます)
(注;地震で揺れるシーンがありますので御覧になりたくない方は見ないで下さい)
当時の状況をリアルに描いているが故に
これはもうとてもじゃないけれど被災された方には薦められないと思ったのと同時に
たまたま被災せずに済んだ私達がきちんと向き合い考えていかなければならない事が沢山見えた気がしますし
あんなことがまた起きたら対処の仕様がないということが有り有りと伝わってくる作品です
先日、東電の方に話を聞きに行ったことをこちらにも書かせて頂きましたが
その時に「逆の立場だったらどう思いますか?」という私の質問に少し間を置いて返ってきたのは
「いやだと思います」という答えでした
それは戦争が始まってしまったら家族の為にも戦わざるを得なくなるのと一緒なんじゃないかと思います
原発が出来てしまうとそれ在りきのコミュニティが出来てしまうので、それが無くなると困る人が出る
だからどっちが悪くてどっちが良いとかっていうことではなく
戦争というものを起こしてはいけないし原発は無くす方向へ持っていかなければならない。
『太陽の蓋』では原発作業員の方とその御家族の方のことも描かれているのですが、それはもう切ないです
東京から「命をかけてベントしろ」って指令が出るんです
それを受けて使命感のある作業員さん達が命をかけて向かうんです。実際に傷付くのはいつも末端。
それは映画の中の出来事ではなくて実際にあったことで、福島原発がトラブル続きなのも現実のことで
福島に帰りたくても帰れない人が未だに沢山いらっしゃるのも現実のことなんですから
決して過去のものにせずに皆が現実のこととして受け止め、
最悪の事態を想定しながら子供達の未来の為にも考えていかないとだめなんじゃないかと思います
一週間限定上映だったことをとても残念に思うくらいに沢山の方に観て頂きたいなと思う作品ですが
私が観に行った時も沢山の方が観にいらしていて、パンフレットも完売していました。
ドキュメンタリーでないが故に伝わるものや考えさせられることの沢山ある作品です
本日、14:55〜17:15の回で新潟での上映は終了しますのでお時間のある方はぜひ足をお運び下さい
そしてその後、17:45からは『ふたりの桃源郷』のアンコール上映という感慨深い流れもありますので
近くでお茶でも飲んでから続けて御覧になるのもよいかもしれません🍵
ちなみに私はそんな時、お腹が空いている場合はcine WINDさんの外のベンチを拝借して
おにぎりを食べたりして次へ挑みますが食べるのが早い方はバスセンターの立ち食い蕎麦もおすすめですよ
ではまた後ほど!